ガムやキャンディとしてもおなじみのペパーミント。
爽快感のある、とても強いメントールの香りの精油です。
この爽快感が脳を刺激して、眠気を覚ましたり、頭をすっきりさせたいときに使用されます。また、胃腸の蠕動を促進して吐き気を抑える効果があるので、二日酔いや乗り物酔いにも効果を発揮します。イライラや昂った精神を切り替える効果や、気付けとしての効果もあります。
 
■学名：Mentha x piperita
■蒸散速度：ミドルノート(中)
■ワンポイント：ハーバル・フゼアに
■香りの効果：
　精神安定作用‥◎　精神強化作用‥○
　精神高揚作用‥◎　催淫作用‥‥‥△
■香りの特徴：
　刺激的：◎　印象的：◎　温暖感：－　清涼感：◎
　甘味感：〇　辛味感：△　苦味感：△　酸味感：－
■香りの分類：
　フローラル調‥－　フルーティ調‥－
　スパイシー調‥－　ハーバル調‥‥◎
　ウッディ調‥‥〇　グリーン調‥‥△
　バルサム調‥‥－　アニマル調‥‥－
■相性の良い精油：
ラベンダー類、ゼラニウム類、オレガノ、マジョラム、ローズマリー類、ユーカリ類、柑橘類
■主な芳香成分：
　メントール(30～50％)
　メントン(20～25％)
　ネオメントール(２～15％)
　酢酸メンチル(tr～10％)
■科名：シソ科
■抽出部位・方法：全草より水蒸気蒸留法にて採取。
■分布地域：ヨーロッパ原産。アメリカ、イギリス、フランス、インドにて栽培。
■働き：
強壮・刺激作用、神経強化作用、知覚麻酔作用、消化促進作用、制吐作用がある。消化器系の不調、頭痛、打撲、浮腫、悪阻に〇。
■注意：
原液を肌に塗布しない。乳幼児・妊産婦の使用不可。悪阻期の使用は医師に相談の後、低濃度で用いること。