ヒノキ科の常緑樹で、果実をジュニパーベリー（杜松実）と呼びます。お酒のジンの香りづけとしても有名です。
ほろ苦い森林の香りがします。安心感を与えてくれる包み込むような香りです。
爽快な香りがストレスを癒すとともに、集中力を高める効果があります。鬱滞除去作用と抗炎症作用、鎮痛作用などがあるので、むくみや肩こり、筋肉痛、関節痛などに効きます。また、皮脂を抑える作用があり、にきびや脂漏性皮膚炎にも有効です。
 
■学名：Juniperus communis
■蒸散速度：トップノート(中)
■ワンポイント：ローズ系の調香に
■香りの効果：
　精神安定作用‥〇　精神強化作用‥◎
　精神高揚作用‥〇　催淫作用‥‥‥－
■香りの特徴：
　刺激的：〇　印象的：◎　温暖感：－　清涼感：○
　甘味感：△　辛味感：○　苦味感：△　酸味感：－
■香りの分類：
　フローラル調‥－　フルーティ調‥－
　スパイシー調‥△　ハーバル調‥‥◎
　ウッディ調‥‥△　グリーン調‥‥△
　バルサム調‥‥◎　アニマル調‥‥－
■相性の良い精油：
柑橘類、サイプレス、ラベンダー類、ユーカリ類
■主な芳香成分：
　α-ピネン(30～80％)
　サビネン(５～35％)
　リモネン(５～15％)
　β-カリオフィレン(２～10％)
■科名：ヒノキ科
■抽出部位・方法：実付きの小枝より水蒸気蒸留法にて抽出。
■分布地域：
スカンジナビア、シベリア、北ヨーロッパ、アジア北部など、北半球原産。精油の生産は主にイタリア、フランス、セルビア・モンテネグロ、オーストリア、チェコ、スペイン、ドイツ、カナダなど。
■働き：
抗リウマチ作用、抗菌作用、利尿作用、抗カタル作用がある。リウマチ、気管支炎、鼻炎、神経痛、座骨神経痛、関節炎に〇。
■注意：腎臓の弱い方は、使用量・使用期間に注意。