料理のスパイスとしてもおなじみの、爽快感のあるニッキの香り。気分を高揚させ、心を明るくしてくれます。
古くから世界中で利用された香りで、エジプト人は足に効くオイルとして、中国人は腸にガスがたまった時の薬に、ギリシャ人はその健胃効果を利用したと言われています。
粘膜を刺激する場合があるので、使用時は滴数を極力抑えて使いましょう。
 
■学名：Cinnamomum cassia
■蒸散速度：ミドルノート(中)
■ワンポイント：セクシャルな調香に
■香りの効果：
　精神安定作用‥－　精神強化作用‥△
　精神高揚作用‥◎　催淫作用‥‥‥◎
■香りの特徴：
　刺激的：◎　印象的：◎　温暖感：〇　清涼感：－
　甘味感：◎　辛味感：◎　苦味感：△　酸味感：－
■香りの分類：
　フローラル調‥－　フルーティ調‥－
　スパイシー調‥◎　ハーバル調‥‥△
　ウッディ調‥‥－　グリーン調‥‥△
　バルサム調‥‥△　アニマル調‥‥－
■相性の良い精油：
フランキンセンス、スパイス系
■主な芳香成分：
　ケイ皮アルデヒド(75～85％)
　クマリン(５～10％)
　ベンズアルデヒド(２～５％)
■科名：クスノキ科
■抽出部位・方法：葉付きの小枝より水蒸気蒸留法にて抽出。
■分布地域：中国東南部原産、ベトナム、インド(コーチン)にも多少見られる。
■働き：
強力な殺菌作用、強壮・刺激作用、加温作用、抗真菌作用、催淫作用がある。下痢、赤痢、感染性熱帯病に◎、インポテンツ、歯槽膿漏に〇。
■注意：原液を肌に塗布厳禁。乳幼児・妊産婦の使用厳禁。