香水の原料としてポピュラーな精油です。
ジャスミンに似た、南国を思わせる甘くて濃厚な香りです。
リラックス効果に優れ、緊張や不安、怒り、恐怖などを鎮め、心を励ますような香りです。月経前症候群や、更年期障害のメンタルな症状、動悸にも有効です。催淫作用があり、セクシーな気分を高めてくれるため、不感症やインポテンツの改善にも使用されます。抗酸化力も高く、肌荒れにも良いとされます。
 
■学名：Cananga odorata var.genuina
■蒸散速度：ミドルノート(中)
■ワンポイント：オリエンタル調の代表
■香りの効果：
　精神安定作用‥◎　精神強化作用‥◎
　精神高揚作用‥◎　催淫作用‥‥‥〇
■香りの特徴：
　刺激的:－　印象的:◎　温暖感:○　清涼感:－
　甘味感:◎　辛味感:－　苦味感:△　酸味感:－
■香りの分類：
　フローラル調‥◎　フルーティ調‥△
　スパイシー調‥△　ハーバル調‥‥－
　ウッディ調‥‥－　グリーン調‥‥－
　バルサム調‥‥△　アニマル調‥‥－
■相性の良い精油：
ジャスミン、ローズ、ローズウッド、シトロネラ、ネロリ、カモマイル、ゼラニウム類、柑橘類
■主な芳香成分：
　リナロール(50～60％)
　メチルパラクレゾール(10～20％)
　酢酸ベンジル(５～10％)
　酢酸ゲラニル(２～10％)
■科名：バンレイシ科
■抽出部位・方法：
新鮮な花より水蒸気蒸留法にて抽出。
■分布地域：
アジアの熱帯地域原産、インドネシア、フィリピンを中心に栽培。精油の主産地はマダガスカル、レユニオン、コモロ諸島など。
■働き：
精神安定作用、抗痙攣作用、性的強壮作用、糖尿病改善作用がある。頻脈、動脈性高血圧症、性的衰弱、不感症、糖尿病に○。
■注意：高濃度で用いると頭痛や吐き気を催す場合があるので、使用量に注意。