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子どものアロマセラピー

代謝機能が未発達な子どもは、芳香成分を体内に取り込んでもうまく分解・排出する事ができないため、アロマセラピーを行う際には十分な注意が必要です。


3歳未満の場合は精油を使わず、抱っこしてあげたり、優しく撫でたりさすったりしてあげましょう。この時期は肌の触れ合いが何より大切で、お母さんからいい匂いがしていればそれで十分です。
 

ベビーマッサージやタッチケアは子どもに安らぎを与えるだけでなく、心地良い刺激が子どもの心や身体の発育に大きな影響を与えます。愛情をたっぷり注いであげて下さい。それがお母さんの心と身体にもいい影響を及ぼしていくでしょう。
3歳以上の子どもの場合は、部屋に香りを淡く漂わせて楽しむ程度であれば問題ありません。また、マッサージはベースオイルのみを用い、圧は軽く、短時間で行いましょう。淡い香りの中でのベースオイルマッサージはおすすめです。入浴に用いる場合は、ごくごく低濃度、通常の10分の1程度に抑えましょう。

 

6才から12才までは、大人の使用量の半分程度の濃度が目安です。マッサージなどに用いる際は、この濃度を目安にして下さい。
 

パッチテストは必ず行い、また、子どもの様子を見ながら、気をつけて使って下さい。
 

ハーブは作用が穏やかなので、濃いめに煮出したお茶で温湿布をするなど、上手に活用してもいいでしょう。風邪をひいた時にはエルダーフラワー、眠る前にはカモマイル・ジャーマンのハーブがおすすめです。

●レシピ1 ベビーマッサージ


※精油は使わない
 

赤ちゃんをうつ伏せにし、人差し指と中指を使って背骨を優しくさすってあげましょう。下から上、上から下へと何度か往復します。その後、円を描くようにしながら背中全体をマッサージしましょう。
 

●レシピ2 タッチケア
 

※精油は使わない
 

両足を持ってゆらゆら揺らし、左右のバランスを整えてあげましょう。

また、コチョコチョとくすぐってあげるのもおすすめです。子どもがくすぐったがって逃げようとするのが運動となり、自分で身体を調整する事にもつながります。
 

●レシピ3 ハーブティーの温湿布・タッピング
 

(ハーブティー)カモマイル・ローマン
 

カモマイルのハーブティーを濃いめに煮出してタオルを浸し、温湿布を作ります。お腹の調子が悪い時などは、この温湿布をお腹に置いてあげましょう。

あせもなどには、タオルではなくコットンを浸して優しくたたいてあげるといいでしょう。

おすすめの精油

~6才以下~

  • ラベンダー・アングスティフォリア

  • ラベンダー・アングスティフォリアAOP

  • カモマイル・ローマン

  • ネロリ

  • ローズ

  • マンダリン

*マンダリンの精油には、紫外線と反応して皮膚を刺激する光毒性があります。使用後6時間は日光を避け、日中は使わないで下さい。また、希釈濃度にも気をつけて下さい。

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