top of page

女性の悩み解消

妊娠中のケア

妊娠・出産は女性にとって一大イベントです。自分の身体の中で新しい生命が動き始める事は、大きな喜びをもたらしてくれるでしょう。


反面、女性ホルモンのバランスが通常とは異なるため、吐き気やむくみ、腰や背中の痛み、便秘など、様々な不調が現れます。
精神的にも不安定になりがちなので、アロマセラピーを上手に活用したいところです。
ただし、精油の中には子宮の収縮を促したり、月経を引き起こす作用があるものなど妊娠中の使用が厳禁であるものもあり、精油を使う際には十分な注意が必要です。


12週目の安定期に入るまでは、肌から精油が吸収されるマッサージやアロマバスは避けて淡い芳香浴程度にし、12週目以降はマッサージオイルなどの濃度を1%未満に抑えて使って下さい。使用する際、または分からない事がある時は必ず医師や専門家に相談して下さい。


一方、ハーブティーは働きが穏やかなので、比較的安全に活用できます。つわりや吐き気にはペパーミントティーが、便秘や不眠にはカモマイルティーがおすすめです。

●レシピ1 <妊娠初期>つわりの時の芳香浴
 

ベルガモットorレモンorグレープフルーツ
 

妊娠5週頃から始まり14週頃まである人が多いというつわり。個人差があり、程度は様々ですが、心理的な環境に左右されやすいと言われているので、アロマディフューザーなどを使って部屋に香りを漂わせ、ゆったりとくつろぎましょう。
 

●レシピ2 <妊娠中期>妊娠線予防のオイルトリートメント
 

ラベンダー・アングスティフォリア 2滴

ネロリ 4滴

マカデミアナッツオイル 20ml

スイートアーモンドオイル 10ml

または

ラベンダー・アングスティフォリア 3滴

パルマローザ 3滴

ホホバオイル 20ml

マカデミアナッツオイル 10ml
 

皮膚の深部が断裂してできる妊娠線は、一度できてしまうとなかなか消えません。妊娠5~6ヶ月を過ぎたら、オイルトリートメントで予防を始める事をおすすめします(必ず医師にご相談下さい)。マッサージオイルを作っておなか全体に塗り優しく撫でればOKです。お尻や太もも、乳房やわきの下などの気になるところもケアしましょう。
 

●レシピ3 <妊娠後期>足のむくみのオイルトリートメント


フェンネル 3滴
ゼラニウム・エジプト 3滴

スイートアーモンドオイル 10ml

マカデミアナッツオイル 20ml
 

妊娠7ヶ月を過ぎたあたりから、足などがむくみやすくなります。気になる時は、マッサージオイルを使って以下の要領でマッサージしましょう。パートナーにお願いするのもおすすめです。

  1. 手のひら全体を使ってひざから足首まで撫でおろしたら、ふくらはぎを撫で上げるようにマッサージします。

  2. ひざ下の足全面の骨の外側を、親指に少し力を入れながら撫でおろします。

  3. 足首からひざ裏に向かって、ふくらはぎの筋肉をつかむようにマッサージします。

1~3を繰り返しましょう。

おすすめの精油

~つわり~

  • ペパーミント


~風邪の症状~

  • ユーカリ・ラディアータ

  • ラベンダー・アングスティフォリア

  • ラベンダー・アングスティフォリアAOP

~リラックス~

  • ネロリ

  • ローズ

  • ゼラニウム・ブルボン

マッサージなど肌に使うことのできる精油

~初期(1~3ヶ月)~

  • ベースオイルのみ(精油は使用不可)

~中期(4~6ヶ月)~

  • ネロリ

  • イランイラン

  • イランイラン・エクストラ

  • ティートゥリー

  • ユーカリ・ラディアータ

  • 柑橘系精油


~6ヶ月以降~

  • 妊娠中期の精油

  • ラベンダー・アングスティフォリア

  • ラベンダー・アングスティフォリアAOP

  • カモマイル・ジャーマン

  • カモマイル・ローマン

  • ゼラニウム・ブルボン

  • ローズ

 

*柑橘系の精油には、紫外線と反応して肌にシミなどを作る光毒性があります。使用後6時間は日光を避け、昼間のスキンケアには使わないで下さい。妊娠中はシミなどができやすいので、特に注意して下さい。

bottom of page