アロマバスのススメ
~部分浴~
全身ではなく、身体の一部をお湯に浸すことでリフレッシュ・リラックス効果を得る方法です。
手・足は神経が特に集中しているところですから、温めてあげることは身体に非常に良いことでしょう。
精油は全身浴に使う量の半分を、バスオイルなどの乳化剤に混ぜて使いましょう。
足浴
冷え性や月経痛、風邪の時におすすめです。
足浴は足の疲れやむくみの解消だけでなく、喉の痛みや偏頭痛、体質改善にも効果的だと言われています。
足首から下を42度前後の熱めのお湯に10分ほど浸します。洗面器より少し大きめの、たらいなどの方が扱いが楽です。傍らに熱いお湯を入れたやかんやポットを用意し、少しぬるくなったら差し湯をして一定の温度に保ちます。タオルも傍に用意しておきましょう。足浴後は、足裏やかかとのお手入れなどをしながら少しのんびりくつろぎましょう。
足浴は、身体の若さ度チェックにもなります。10分ほどで額に汗がにじんできたら代謝の良い証拠で、身体はかなり若いと言えます。「20分たっても汗が出なくてのぼせてしまいました…」という人は代謝がかなり落ちている証拠です。汗が出るようになるまで、少しずつ無理をせずに身体を慣らしていって下さい。
シャワー中心の方は、シャワーの後に足浴をプラスすると良いでしょう。シャワーを浴びながらバスタブにお湯を張り、最後に足首下だけを浸けながら歯を磨いたり、パックする時間に当てるとよいでしょう。冷え性の人も、靴下なしで熟睡できると思います。
足浴は風邪をひいて体力がない時や月経痛がある時もおすすめです。お腹を壊した時には膝下をお湯に浸けて脚浴し、水分を十分にとって休みましょう。
手浴
手浴は主に肩こり・頭痛・鼻づまり・目の疲れなど、上半身の症状を和らげるのに効果的だと言われています。気分転換にもおすすめです。
手首から下を熱めのお湯に浸けます。お湯の中で指をマッサージしたり、目をつぶって立ち上る香りの湯気を吸入するのも良いでしょう。
温感刺激のお陰で頭がすっきりと冴えてきますから、集中力を高めたい時にもお試し下さい。
その他の部分浴
~座浴~
大きめの洗面器などに熱めのお湯を入れ、精油2~3滴を加えたバスオイルを混ぜて、よくかき混ぜます。お尻をつけ、10~15分ほど温めましょう。便秘や痔、陰部の感染症などで悩んでいる方におすすめです。
~肘浴~
熱めのお湯を入れた洗面器に精油2~3滴を加えたバスオイルを入れてかき混ぜ、肘だけを浸けます。温かさを感じなくなるまで浸けておきましょう。煮詰まってアイデアが湧かない時におすすめです。
~親指浴~
コップに熱めのお湯を入れ、熱さが感じられなくなるまで親指を浸けます。両方の親指を触ったり回したりして硬い方を見つけ、硬い方をお湯に浸けましょう。二日酔いで頭がぼーっとしている時、頭がすっきりとしない時におすすめの方法です。